奥山に
紅葉ふみわけ
鳴く鹿の
声きく時ぞ
秋は悲しき
―猿丸大夫
*奥山=おくやま remote
mountain
*ふみわけ=to push
through
*鹿=しかstag
In the mountain depths,
Treading through the crimson leaves,
The wandering stag calls.
When I hear the lonely cry,
Sad-how sad!-the autumn is.
*英訳がここから見つけました。
そ
うです、この詩はまた秋についてです。けど、今度前回との違いは、日本語の詩ですよね。私の好きなの唐朝(=とうちょうTang
Dynasty)の詩と似て(=にるto be similar)いますが、日本の有名な【百人一首】(ひゃくにんいっしゅ)から選
びました。名前の通りで、その本の中に、百詩があります。全部が「和歌」(=わか)と言う詩です。正確に(=せいかくproperly)言うと、この
詩は「短歌」(たんか)です、五・七・五・七・七の形式(=けいしきform)がありますから。現在、アメリカの皆さんが知っている俳句(はいく、五・七・五)のような形式ですよ。俳句より少し長いだけです。そのような形式は英語より、日本語で書く方が自然です。とにかく、和歌が約(=やくabout)西暦(せいれき=AD)700年に始めて作られ、平安(へいあん)時代の時に広く作れました。その時の宮廷(=きゅうていimperial court)の人は、全員が詩を書きなくてはなりませんで
した。
それでは、どうしてこの詩を選んだのでしょうか。まず、今がちょうど秋だからです。秋が来ると、いろいろな気持ちがします。秋は、本当に美しい季節ですね。この詩の言う通り で、葉が落ちて、いたるところで(=everywhere)赤や黄色がどこにでも見えます。天気も良くなり、暑過ぎず寒過ぎずです。その上、春と違い、アレルギーが出ません。
同時に(=どうじat the same time)、日の長さはだんだん(=gradually)短くなります。寒くなると、もっと寂しい感じになります。花や植物は、いよいよ枯れて(=かれるto wither)、動物たちが巣穴(=すあなburrow)に帰って寝ます。奥山にいっ
たら、鹿が確かに悲しい声で鳴きます。鹿が寂しがっているみたい。友達や愛人が見えます。失恋の痛みもかもしれません。私には、そんなイメージが、この世の人
間の弱さを感じます。何もできない感じです。自然に反(=はんto be against)して、季節の行き来に反して、時の流れ(=ながれflow)に反して、何もできません。日常生活では、私たちは現実と戦って(=たたかいbattle)いるようです。
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